journal fantastica

チキチキチキン 3月 31, 2008

カテゴリー food — fantastica @ 6:58 pm

母親に鶏肉を買う時は胸肉よりもも肉、と教わったのはいつのことだろう。

胸肉はどちらかというとぱさぱさしているが、もも肉は柔らかいから、というのが理由だったと記憶している。

胸より足の方がよく動く部位だから柔らかいんだろうな、という考えは彼女のものだったのか、

はたまた自分で思いついたこじつけだったのか。

というわけで、日本で鶏肉を料理する時はもも肉を使うことが多かった。

が。カナダで鶏肉というとチキンブレスト、つまり胸肉である。

手羽も足も売っているし、もちろん丸ごとチキンも手に入るが、もも肉は売っているのを見たことがない。

なぜなんだろう。

これはここに住む日本人の友人とも時々話題になる「なんとなく感じる日本との違い」のひとつです。

チキンと言えばこんなことがありました。

数年前にポル夫と一緒にクリスマスを日本の実家で過ごした。

クリスマス当日だったかどうか記憶は定かではないが、母親が「今日の夕食はチキンにしましょう」と言った。

わたしはポル夫に「今日の夕食はチキンだって」と伝えた。

そして予告通り夕食にはチキンが並んだ。

クリスマスの定番、あの骨のところを手で持って食べたくなるチキンの足、なかなか美味しかった。

ポル夫も美味しそうに食べていた(ように見えた)。

夕食の後でポル夫がわたしにそっと「チキン、丸ごとじゃなかったね」と悲しそうにささやいた。

日本生まれ日本育ちの平凡な日本人のわたしには、クリスマスのチキンと言えば鶏の足で全く違和感なかったが、

ポル夫はてっきり西洋的典型的クリスマスの風景であるところの、スタッフィングしたジューシーな

丸ごとチキンを想像していたらしい。おぉ。

可哀想と言えば可哀想、滑稽と言えば滑稽、ということで笑ってしまいました。

いやいや、丸ごとチキンが焼けるようなオーブンなんて実家にはないし。

そもそも食材としての丸ごとチキンだって、そんなに簡単には手に入らないし(と思う)。

はたまたこちらのスーパーのデリコーナーでは、たいていどこでも丸ごとチキンを焼いたものを売っています。

手抜きしたい気分の時はそれを買って食べ、残りはスープやサンドイッチに使います。

だからポル夫にしたら、クリスマスにチキンの足ではちょっと寂しく思えたんだろうねえ。

そう言えば。

ポル夫の友人で非常にエキセントリックな友人がいまして。

今はもう別れてしまったのだが、彼には一時期日本人の彼女がいて、その彼女が日本に帰った後も

しばらく遠距離で続いていたらしい。

ある年のクリスマスに彼は彼女に会いに日本に遊びに行くことになった。

日本の彼女と彼女のご家族にカナダのクリスマスを味わわせてあげたいと、

彼は丸ごとチキンが焼けるオーブンを事前に船便で送り、冷凍のチキンをカナダから持参していったらしい。

いや、チキンは日本で買ったのだったか。。。そうだよね、いくら何でもそうに違いない。

とにかく。

彼女のご実家のキッチンを占領して、無事に届いたオーブンでチキンの丸焼きを料理し、

彼女と彼女のご家族にご馳走したらしい。

かなり押しつけがましいというか、大胆というか、エネルギーと愛のこもったチキンですなあ。

というようなことをつらつら思い出したのは、もちろんポル夫が丸ごとチキンを買ってきたからです。

あたたかいうちに好きなだけ食べて、残りはまたサンドイッチにしてランチに持って行こう。

 

3月最後の日曜日 3月 30, 2008

カテゴリー journal — fantastica @ 3:05 pm

今日は日曜日。天気もよい。

相変わらず鼻がつまり、頭が重く、気を許すと地面に呑み込まれそうな不安定さはあるものの、

いつまで寝ててもなんだし、と思って起きる。

本を読む。

山本容子の自伝的なエッセイと川上弘美の井の頭公園が出てくる恋愛小説。

布団カバーとシーツと枕カバーをランドリーにかけ、近所のカフェに出かける。

お目当てのクロワッサンはすでになかった。

でも食べ物のメニューが増えていたので、あまり期待せずにベジタブルパイを頼んでみたら

ちょっとだけスパイスがきいていてなかなか美味しかった。

パイに添えられたミックスグリーンの多さに少々驚くが、ほとんど食べる。よかった。

ラテを持ち帰りにしてうちに帰り、シーツ類をドライヤーに移す。

外は晴れ。

空気は冷たいけれど、春の暖かい眼差しに包まれているようで、そんなに寒くない。

これが3月最後の日曜日だなんて。

4月の晴れやかなイメージにはほど遠い、くぐもった頭で迎える新しい月。

いまだに時々月初めに、あ、今日は映画が1000円の日と思います。

そうは言っても実際に1日に映画を見に行ったことはほとんどなかったのですが。

 

春の病 3月 29, 2008

カテゴリー journal — fantastica @ 8:43 pm

東京はお花見日和と読みました。

例年より少し早め?そうでもないか。

千鳥が淵、靖国神社、目黒川、上智沿い、善福寺公園、新宿御苑、今年もきれいなんだろうな。

少し寒くても、がんばって外で飲んじゃう春の到来ですね。

こちらはすっかりへたれております。

先週末はイースターホリデイで、金土日月と4連休だったのですが、

金曜に出かけた後はがっくりへたれこみ、土日月と3日間も寝込みました。

でもまあ3日も寝ればたいていは元気になるし〜とへらへら仕事に戻ったのですが、

火水となんとか仕事に行ったところで、木曜に突然膝ががくがくしてきて、

メモを取ろうとペンを握ると手が震えて、集中しないと字も書けないという状態に陥り、

ちょっと焦ってタクシーを呼んで早退しました。

それ以来、体の芯は熱っぽいのに体温を計ると熱はなく(たまに微熱)、

ふらふらして全身に全く力が入りませぬ。いやはや。

今にも体が震え出しそうな気配。実際は震えてないんだけど。

まるで高熱が3日間続いた後の病み上がりみたいな感じです。

くしゃみ、鼻水に咳が加わり、すでに腹筋に痛みありですし。

結局翌日の金曜は仕事を休み、近所のクリニックに行ったところ、

30〜45分待ちと言われたのに結局2時間待たされ、風邪ですか、花粉症ですか、と聞いたら

その判断は難しいのよね〜とかわされ(女医さんだった)、診療は10分弱であった。

薬も「市販のこれかこれを試してみてね〜」で終わり。

あそこにはもう行くまい。

そんな春の病に苦しむわたしとはうらはらに、街は春の気配が満ち満ちています。

あちらこちらで梅が満開。桜も咲いてきました。

白や黄色のすくっと花開く水仙、小さくてけなげなクロッカス、 マグノリアの芽もふくらんでいます。

自分だけ春を楽しんでいないような、なんとも不本意な3月の終わりです。

この週末ゆっくり休んだら、来週からはもっと活動しよう。活動したい。

薬もアレルギー用を2種類と、咳止めと、たまにアスピリンと大量摂取中。

今まで花粉症って大変そうだなあ。。。とあくまで他人事でしたが、

ここまでエネルギーを奪われるものだったとは、本当に脱力です。

体が弱るとあっという間に心も弱り、昼間に寝過ぎたせいで夜中に目が覚めると

ろくでもない不幸な展開を次々に考えて、それがまたなんともオリジナリティーのない

絵に描いたような不幸な展開で、思わず辛くて眠れなくなるくらいですわ。

もう病人は飽き飽きですたい。

これを乗り越えたら、体力をつけるべくがんばろう。

酢大豆も食べてみようかな。 (←この前知合いにすすめられた)

春の写真を数枚。

crocus.jpg plum-tree.jpg

 

とうとう仲間入り 3月 13, 2008

カテゴリー journal — fantastica @ 7:48 pm

めでたくもないですが、とうとう仲間入りです。

毎年ちょっとずつ症状が現れてはいたのですが、今年は一気にぐわんんっと開花した感じ。

連続くしゃみ、鼻がつまっているくせに絶え間なく流れようとする鼻水、

顔の裏側が熱く、重く、首から上だけ何かがくぐもっているような不思議な感覚。

熱もないし、節々の痛みもないし、お腹も大丈夫だし、これは紛れもなく花粉症でしょう。

日本ほどは聞かないけれど、でもこちらでも増えているらしい。

日本で通勤途中によく見たハイテクサングラス&マスクが上陸する日も近い。かもしれない。

しかしせっかく春だー外に出ようーと思っていたのに、くやしいなあ。

一体これはどのくらい続くものなのでしょうか。

鼻のまわりの皮がむけるのも時間の問題ですわ。。。

PS

今日やっとBC州の免許が取れました。これでめでたく運転を再開できます。ぶらぼー。

 

いかすアマゾン 3月 6, 2008

カテゴリー journal — fantastica @ 8:07 pm

週末に注文したアマゾンさん、すでに包みが届き、通勤バスで文庫本をむさぼり読んでいます。

送料さえもう少し安かったら、もっとどんどん買いたいアマゾンさん。

 

今読んでいるのは堀江敏幸氏の「雪沼とその周辺」。

日本語を味わうにはとてもよい本です。

ぼやけたり失われてたり消えかけている日常のかけらを丁寧にすくいとって、

でも甘えのない距離感で書き表しています。

べたべたしていないのがいさぎよくて気持ちよい。

読み終わるのが寂しくなるような本です。

ところで堀江氏の本は前から興味がありつつ、読むのは今回が初めて。

本の扉の顔写真を見たらなんだか想像していた通りの雰囲気で

そのあまりの合致ぶりにかえって驚きました。

この人がこの本を書いているんだなあというシンプルなうなづきのような。

 

免許証を取ろうとしているんですが 3月 4, 2008

カテゴリー journal — fantastica @ 8:12 pm

先日ふと見たら、日本から持参した国際免許が切れていました。

去年ビクトリアに到着したのが3月9日だから3月8日までは大丈夫、と思い込んでいたのだが、

よくよく考えてみると国際免許の有効期限は発行日から1年。

ということで、2月末にもう切れていました。

ということに、その翌日気がつき、知らずに無免許運転という事態は免れてよかった。

しかし毎日車に乗っていたわけではないのに、乗れなくなると実にちょっとした「車があると便利」な

シチュエーションに陥り、あ、でも今運転できないんだったわ、とがっかりすることしきり。

カナダは州ごとにいろんな法律が制定されていて、運転免許に関わる法律も州ごとに違うらしい。

わたしが住むBC州はアメリカ、スイス、日本、韓国などの自動車免許を持っている場合、

試験なしでBC州の免許と切り替えてくれます。

まあ便利と言えば便利よね。しかし日本の免許証と交換なのがなんともくやしいところです。

(つまり日本の免許証を取りあげられてしまう。。。意味不明。なぜ?)

実は2週間ほど前に免許センターのHPを見て必要な書類をそろえ、いざ免許の取得に出向いたところ、

日本の免許証の正式な翻訳がいると言われて退散。

それならそうとはっきりHPに書いてくれればいいのに、怒。

知人の翻訳者に翻訳してもらい、公証役場で$20払ってスタンプをもらい、再挑戦したのが先週のこと。

そうしたら特定団体または有資格者による翻訳ではないため、正式と認められず却下、涙。

これはもちろん説明書にも書いてあったのですが、彼女は正式な翻訳会社で働いているため

大丈夫かと思ったのです。でもそれだけでは有資格者と認められませんでしたの。あーあ。

ということで、今日移民のサポートなどを行っているNPOに行き、改めて翻訳を頼んできました。

翻訳&公証でしめて$100。

金曜日あたりにできるらしいので、そうしたら3度目の正直でまた免許センターに行き、

今度こそBC州の免許が取れるはず。はずはずはず。

 

ヘルスカード(保険証)も出たので健康診断にも行かねばならず、

そのためにはまず一度ドクターに会って登録してもらわなくてはいけない。

そうそう、近々パスポートの更新もしなくてはいけないし。あああぁぁぁ。

そろそろ春眠の季節なのに(つまり頭は死んでいるのに)、 事務的なことは尽きませんなあ。

 

モスバーガーの北米展開を願う人々、それはわたし達 3月 3, 2008

カテゴリー food — fantastica @ 9:35 pm

おととし初めて訪れた日本で食べたモスバーガーを、いまだに恋しがっている友人がいます。

彼はベジタリアンだから、まずライスバーガーというコンセプトに打ちのめされたらしい。

さらに生産者の顔が見える材料のチョイスとか、店員のサービスとか、会社としての姿勢にも

惹かれるものがあるらしい。ふむ。

ああそんなにモスが好きなのね〜と思っていたら、彼はいつのまにか日本のモスにメールを書き、

北米でのフランチャイズ展開の可能性を問うていたらしい。いやはや、いつのまに。。。

でも実際モスは西海岸で確実にうけると思う。

ヘルシー志向で、ローカルな原材料を使っていて、美味しいハンバーガー。

だいたいMountain、Ocean、Sunの頭文字をとってMOSという精神も受けがいいと思われる。

(最も「モス」という響きは苔のmossと一緒だから、食べ物関係にはどうかと思うけど。。。)

ハンバーガーは北米では言うに及ばず実に大きな存在の食べ物で、でもモスのようなアプローチの

ハンバーガーチェーンはまだない。うーん、あたると思うけどなあ。

しかし。

我らがモスファンの友人によると、モスからの返事では北米での展開は考えていないらしい。

あら、残念。

もちろんどこの誰とも分からないカナダ人からの問合せに対して企業秘密をオープンにするとも考えられず、

単にそういう返事で終わらせたのかもしれませぬ。

でももし本当に北米展開を検討していないのだとしたら、一体それはなぜなのか、というのが

今回の熱いディスカッションの議題となりました。

北米では原価が高すぎる?日本と同じ製品で展開したいが、北米はロジ的に遠すぎる?

いやいや、モスのMマークが北米では商標としてひっかかって、やっていかれないから?

人材の確保が難しい?店のコンセプトを受け入れる土壌が不十分?

食品関係の法規の違い? 北米に興味がない?

とまあ、いろいろ意見が出たのですが、結局はマーケットが小さいということかなと。

わざわざ北米くんだりまで来なくても、日本国内でもまだまだ拡大できるだろうし、

近くにはアジアもあるし、その方が効率良さそうだし。。。

実際シンガポールには出店しているそうです。ふうん、ちょっと寂しいなあ。

さらにカリフォルニアとかNYならまだしも、特にカナダなんて割にあわなさそうだしなあ。

残念です。とても残念です。

というわけで、今回のモスバーガー北米展開を願う人々の集まりは解散となりました。

ちなみにわたしがいつも食べていたのはフィッシュバーガー。

ポル夫はテリヤキバーガー。

わたしはポル夫に会うまでテリヤキバーガーを食べる人には会ったことがなかったかも。

ていうか、テリヤキバーガーの存在自体を知らなかったかも。

みんなそれぞれお気に入りがあるのよねえ。あー久しぶりに食べたいなあ。くすん

 

場所と相性 3月 2, 2008

カテゴリー journal — fantastica @ 8:36 pm

実はけっこう前からうっすら感じていたことではあるのだが、

わたしは別にこの街が特別好きってわけじゃないなあ、と今日しみじみ思った。

ごめんよ、ビクトリア。

別に嫌いではありませんが。

どちらかと言えば好きですが。

でもすごく好きっと惹かれるものが、今のところまだ感じられません。

高知でも東京でも街の中心部ではなくても、すぐに中心部に出られるところに住んでいたので、

街から離れるということに対してけっこう大きな抵抗があったのだが、

自分の中でこの街に対するそこまでのこだわりがないのだったら

別に必ずしも街の近くに住まなくてもいいなあと、ぽっかり思い始めています。

こういうのって相性もあるし、タイミングもあるんだろうなあ。

 

ところで相性のことを英語ではケミストリーという。

わたしと彼は相性がいいというのを、わたしと彼の間にはケミストリーがある、という言い方をする。

勝手に相性とは日本語ならではの考え方だと思い込んでいたので、

ケミストリーなんていう化学的な言葉でそれが表現されるなんて!と

驚いたことを覚えております。

(ああ、でも場所に対する相性の場合は、恐らくケミストリーという言葉は使わないと思います)

 

話しは違いますが、このブログを書き始めた時はカナダに住んでいても英語を使う範囲も限られていたため、

わざわざブログも日本語と英語で書いたりしておりました。

最近は毎日仕事で嫌でも、というか嫌というほど英語を使うので、

ブログはすっかり日本語だけになっておりまするよ。。。

 

3月の始まりと焼きそば 3月 1, 2008

カテゴリー journal — fantastica @ 11:11 pm

もう3月。

去年の3月8日に東京を離れ、3月9日にビクトリアに来たのよねー。

たった1年ですが、すっかり日本が遠くに感じます。

一抹の淋しさ。

 

今日は天気もよく、春に向かう空気に溢れた晴れやかな1日でした。

が、わたしは疲労の固まりで(仕事忙しかったし、生理痛だったし)ど〜ぉしても起き上がれず、

いや一応起きてシャワーも浴びたんだけど、結局またベッドに戻ってしまい、

つらつら眠り、目が覚めてもぼぉっとしてそのまままた寝たり、2時までそうやって過ごしました。

その間にポル夫は買い出しに行ってくれた、どうもありがとう。

結局お腹がすいて起き出したものの、あ〜ポル夫が帰るまで食べるものないなあと思ったら、

この前フジヤ(日本食料品店)で買った一平ちゃんの焼きそばがあったよー。

最近ラーメンが食べたくてしかたがないのですが、もちろんここにラーメン屋はないし、

かといって美味しそうなラーメンも売っていないので、ちょっと気を紛らわせるために

ビクトリアに来て初めて買ってみたインスタント焼きそばなのさ。

作り方がちゃんと英語表示で、翻訳をする身としてはこれも誰かが訳したんだな〜と感慨深く、

3分待つ間に一応目を通しました。

調味料のパッケージもちゃんと英語だったし、なんだか変な感じ。

食べてみると、そうそう、こんな味だっけねという感じで、まあ別に特に感動するほど

美味しいものでもないしね。黙々と食べてあっさり終わっちゃいました。

でも久しぶりに写真を撮ってみた。3分ていろんなことができますね。

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